ICOIプロジェクトとは

静岡県は、全国でも有数の温泉地であり、その源泉数は2,000を超え、全国トップクラスとなっています。

そのうちの9割以上が伊豆地域に分布しています。(「単純温泉」「塩化物泉」「硫酸塩泉」が主な泉質)
これらの豊富な源泉(温泉)を活用し、食や運動等を組み合わせた伊豆に適した新しいヘルスケア産業の創出等をを目指して、静岡県では令和3年度に伊豆ヘルスケア温泉イノベーションプロジェクト(通称 ICOI(いこい)プロジェクト)が始動しました。

「温泉を使って何かやりたい」「どんな支援があるのかな」と、ICOIプロジェクトに入会・相談される企業・金融機関・学校・地方自治体・各種団体の方に対して、情報提供・支援をおこないます。

全国に誇る伊豆半島の温泉を核とし、ジオパークに代表される自然・歴史・文化・食などの地域資源やスポーツ科学などの知見を組み合わせ、官民が一体となって伊豆地域に適したヘルスケアサービス等を創出することで、地域の活性化と産業の振興を図ります!

温泉を活用したプロジェクトの2つの目標

ICOIプロジェクトは、①ヘルスケア産業の創出、②研究拠点の創出を目標としています。

これら2つの目標が相互に関わることで、相乗効果が生まれ、さらに大きな成果が得られることが期待されます。

ヘルスケア産業の創出

3つの柱を軸に、温泉の健康増進効果を数値化し、伊豆に適したヘルスケア産業の創出を目指します。

3つの柱のうちの1つ目
湯治•ヘルスツーリズム
温泉と緑茶、絶景空間ウォーキング、サウナを組み合わせた免疫力向上、ストレス軽減を高める湯治プラン開発等。
3つの柱のうちの2つ目
スポーツ
温泉の温冷交代浴とスポーツ栄養学専門家監修の食事によるトレーニング効果を向上させたスポーツ合宿プラン等。
3つの柱のうちの3つ目
ワーケーション
温泉とスマートミール基準を満たした健康食メニューとフィットネスによるヘルシーなワーケーションプランの開発等。

研究拠点の創出

伊豆地域の産業振興を担う人材育成やネットワークづくりを通じて、研究拠点の創出を目指します。

分野 テーマ
調査・研究
  • 温泉の効能、温泉地全体の効果を検証する健康増進効果の研究
  • 国内外の研究者受け入れによる研究体制強化やネットワークを形成した世界的研究拠点づくり
人材育成
  • ふじのくに地域・大学コンソーシアムを活用して、大学生等を対象に温泉やジオパークを学習する場を提供

推進体制

ICOIプロジェクトを推進するため、事業者等のマッチングや専門的な知見からの助言等の支援を実施しています。

ICOIフォーラム
(令和4年7月15日設立)
  • ICOIプロジェクトに取り組む法人・企業等のネットワークを構築し、伊豆地域への事業展開を促進する
    (メルマガによる各種情報の配信、マッチングイベントの開催等)
  • 会員:ICOIプロジェクトに関心がある法人・個人等
    (企業、金融機関、学校(大学等)、地方自治体、各種団体等)
ICOIプロジェクト推進協議会
(令和4年2月16日設立)
  • ICOIプロジェクト構想の具体的な展開に向け、必要な検討を行うとともに、参画期間の情報共有及び連携強化を図る
  • 構成員:県、市町、関係団体等

専門的な知見からの助言を行う

アドバイザー・コーディネーター
(有識者)
  • 企業間マッチングや事業展開に向けて、専門的な見地から助言を行う
  • 専門分野:温泉・観光、スポーツ医科学等

ICOIプロジェクト推進地域

沼津市、熱海市、三島市、伊東市、下田市、伊豆市、伊豆の国市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町、函南町(13市町)

伊豆半島の温泉マップです。13市町に39の温泉地があります。詳細情報は隣接の静岡県観光公式サイト「ハローナビしずおか」へのリンクからご参照ください。

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