温泉文化の発信
ふじのくに食と温泉文化フォーラム
静岡県は2023年11月1日に、「ふじのくに食と温泉文化フォーラム」を沼津市のプラサヴェルデで開催しました。
東アジア文化都市事業として開催したこのフォーラムでは、観光の面で密接に関係する、本県が誇る食文化と温泉文化を国内外に発信することで、本県への観光誘客を図るとともに、自身の地域の文化を改めて発見し、その価値を発展させることで、交流人口の拡大や地域への誇りにつなげることを目指しました。
プログラムでは、富士・箱根・伊豆国際学会会長である五條堀孝氏による食と温泉をテーマとした基調講演、ハンガリー・ドイツ・イタリア等欧州温泉関係者による温泉と心をの健康づくりをテーマとしたシンポジウム、国内有名温泉地やタイのスパ関係者による温泉地の活性化に関するトークセッション等が行われました。
世界の温泉地の先進的な取組紹介や、今後の温泉活用についての活発な議論は、皆様の今後の温泉関連の新たなビジネス展開の一助になろうかと思います。是非動画・レポートをご覧ください。
基調講演
温泉シンポジウム
登壇者
- NPO法人 健康と温泉フォーラム常任理事 合田 純人 氏【ファシリテータ】
- ハンガリー大使館一等書記官・文化担当官 Kovacs Emese(コバーチ・エメシェ)氏
- ドイツ・フライブルク大学 医学部 教授 Johannes Naumann(ヨハネス・ナウマン)博士【オンライン参加】
- ドイツ・バードクロツィンゲン ヴィタ・クラシカ 副所長 Markus Matz(マークス・マッツ)氏
- イタリア・アバノ・モンテグロット温泉ホテル協会元会長、元アバノ市副市長 Massimo Sabbion(マッシモ・サビオン)氏
概要
演題 | 講演者 |
---|---|
「ハンガリーの温泉の魅力」(開会スピーチ) | コバーチ・エメシェ氏 |
「ヨーロッパ温泉医学の現状とポストウエルネスに向けた医学的な取り組み」 | ヨハネス・ナウマン博士 |
「ヨーロッパの温泉地経営の実際とグローバルマーケットにおける日本の温泉地の可能性」 | マークス・マッツ氏 |
「ヨーロッパの温泉専門家からみた日本の温泉の魅力」 | マッシモ・サビオン氏 |
「ポストウエルネスとして日本の温泉への期待と可能性」 | 講演者全員 |
温泉トークセッション
登壇者
- 一般財団法人 日本健康開発財団 主席研究員 後藤 康彰 氏【ファシリテータ】
- タイ・スパ・プロフェッショナル協会 理事長 Naparat C.Srilapan(ナパラット・スリラパン) 氏
- 一般社団法人 下呂温泉観光協会 会長 瀧 康洋 氏
- 東鳴子温泉「旅館大沼」五代目湯守 大沼 伸治 氏
- 株式会社サンエスメンテナンス 専務取締役 塩見 泰美 氏
概要
「温泉(地)」は、湯につかるだけでなく、「食べたり」「休んだり」「動いたり」「笑ったり」を通じて心身をリトリートするうってつけの場所でもあります。「地域の活性化」に取り組むにあたり重要なのは、宿泊・観光業だけではなく、多様な産業・担い手が連携・協働して、経済効果を地域にもたらすことです。本セッションでは、各温泉地の取組をご紹介いただくと供に、温泉を活用した地域活性化につき議論を交わしました。
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